幻のオナガ釣行【ワレ】

11月 1日 晴れ

6:15am
武者の「ほてい丸」は、
私たち4人組を乗っけて
凪の海をす〜いすい。

向かうは・・!
昨日66cmの大物が出た沖磯「ヤッカン」です。
高知の浜田さんも一緒です。

この方、
今年の「ダイワ」と「がまかつ」の決勝戦に
出場が決定なのです。
楽しくてタフな「おべんとうや」さんです。
「武者泊の磯」は
愛南町の深浦港と中泊港の間に位置し
沖磯の「アブセ」と「ヤッカン」が有名です。
全国の磯釣師には西日本屈指の釣り場としてよく知られています。

ここの磯割り方式は、
他船とのジャンケンで最初釣り場を決め、後は早いもの勝ちとなります。

私達の乗った船はいつもの様に強運の勝負師「眞規さん」の登場です。
いつも通り?に本船が一番勝ちに決定です。
もちろん!
昨日、久し振りの大物が出たヤッカンの「ワレ」の棚に上がります。
波も穏やかで風も無く、空は快晴で最高の釣り日和です。

今日は旧暦の30日。
中潮で干潮は12時頃です。


ヤッカンの「ワレ」の足場は、人工のステンレスパイプの棚。
絶壁の上から垂れ下がったロープに釣道具をぶら下げ、
コマセを入れたバッカンは足元に置き、並んで釣ります。
足元の海中を見るともう既にえさ取りの常連さんが乱舞しています。
眞規さんは、
アテンダー2号に
ライン5号、
ハリスは、サンライン ブラックストリームの5号、
ハリは新発売の「あわせ尾長」の8号。
プロ山元ウキの2Bの全遊動に、
釣研のからまん棒、ハリスは直結。
軽めのガン玉をハリ上50pから2段打ちで
ハリ元に「ハリコミ小次郎」の6号
をセットです。
ワタクシあかねは、
がまかつ遠征2号-53に
ライン5号、
ハリスはVハード5号、
ウキは釣研全遊動円錐のB-S、
ハリはオーナー新発売の「瞬貫グレ」の7号、
ガン玉の2段打ち
ハリ元に「ハリコミ小次郎」の8号、
ウキ止めをサルカンから50pにして
セットです。
謎カメは、
インテッサーの1.75号−50に
ラインは5号、ハリス5号、
プロ山元ウキB-Mの全遊動
ハリは「層グレ」の7号。

ハリ元20pから3Bのガン玉を3段に打って磯の壁に「落とし込み」の仕掛けです。
浜田さんはがま競技1.75号、
ウキは橋本敏昭名人リリースのななめウキ。
ハリスは4号との事でした。
7時頃、仕掛けのセット完了です。


70pに近い「イズスミ」や大きなサンノジ、
海面近くにはハリセンボン、
オジサンも見えます。


が、肝心の「グレ」の姿は・・・・・・・?!
4人で話し合って
先ずは撒き餌を打たずにスタートです。

エサトリの少ない沖に投入して仕掛けをなじましながら
手前に寄せて狙います。

一投目★
早速「浜田君」にヒットです。簡単に取り込みました。
30p余りの「口太」です。

2投目の浜田君に又、ヒット★
これはかなりの大物でした
・・・がハリはずれとなりました
様子を見ながら少しずつマキエを打つと
大きな「イズスミ」が寄ってきました。
湧昇流の中で
その大きさやサシエサの状態が良く見えます。

「高場」に上がって良くみると
イズスミの群れの中に時折、
オーバーハングの磯際から
「オナガ」らしき魚体が見えています。
昨日も数人で何度もバラシて
やっと66.5pを取り込んだポイントです。
そう簡単に本命の巨グレは喰ってくれません。

沖磯群の中でも
このポイントは図抜けて魚が大きく
過去にも
クエ、ヒラマサ、真タイなどの記録物が
沢山上がっているところです。

満ち潮は、棚の左側から斜め右方向に
本流が強く流れます。
オナガを狙う場合、
満ち潮、干き潮ともにその本流に引かれて
緩い引かれ潮が出来る足元の磯際を攻めます。
ここヤッカンの[ワレ]は、武者泊の中では水深が最も深く、
キノコ状に大きく足元に切れ込んでいます。

ここでオナガを掛けたときは殆どの大物は必ず足元に突っ込みます。
出来るだけ竿を前に突き出して、強引にやり取りをしないと
先ず取り込みは不可能です。

しかし、強引に魚を止めると、大きく曲がった竿のラインが
キノコ状に切れ込んだ磯際に当たり、ハリス切れになります。
はたまた、ハリスを太くすると、なかなか魚が寄り付いてくれません。
8時頃浜田君にヒット★
竿を前に突き出し、渾身の力で魚を止めようとしますが
竿先が海中に引き込まれて耐え切れません。
ラインを出して態勢を立て直しますが、又竿先は海の中です。
まるで船釣りで魚が舟底に突っ込んだような時のような状態です。

残念ながらこの後、
ハリ元から切れて、オナガらしき大物はゲットできませんでした。
直後、今度は「マキさん」にヒットです。
沈め気味に足元を漂っていたウキが
瞬時に消えて竿先が足元に舞い込みます。
ハリスは5号、
かなり強引に竿を立てます。

残念・・・!
横走りしながら上がってきたのは
55pの「イズスミ」でした。
9時頃になると本流が強くなって
底潮は手前に上潮が当って来て
足元を釣ることが難しくなってきました。
小さな口太は時折姿を見せるのですが
巨グレは現れてくれません。
10時過ぎ。
見回りに来た船頭さんから
「この裏で5号ハリスで4,5回バラシた」との情報が・・
「昨日の巨グレは潮変りの昼過ぎに来た」と言う話でしたので早めのお弁当にしました。

11時、いつもならこの時間になると「今日もダメ・・」とか弱気になって
集中力も無くなってくるのですが、
今日の4人の頭の中は「巨グレ」が舞っています。


気を取り直して仕切り直しです。
予定ではこの本流が弱まり
足元が攻め易くなるはずでしたが
相変わらずの急流です。
仕掛けは馴染まず、足場は動けず、
晴天でハリスが見切られて
イズスミさえもサシエを取らなくなってきました。

気分転換に沖目を流していた浜田君
35pの「シマアジ」続けて2枚ゲットです。
全遊動で深場を探っていた「謎カメ」には
「ソーダカツオ」と「サンノジ」が来ました。

朝から小さなイズスミを1枚釣ったきりの
「マキさん」は棚の上に置いたクーラーに腰掛けて後の岩場に持たれて堂々のお昼寝です。
そんな中、
黙々と足元を攻めていた浜田君にまたまた大物がヒット
竿を前方に突き出して
立てたり寝かせたりの奮闘です。

少し取り込んでは抜かれ、又寄せては突っ込まれています。
これを見て眠気の吹っ飛んだ3人の大声もむなしく
その大物は姿も見せずにライン切れでウキとともに去っていきました。
遅ればせながら、やっと潮変り。
仕掛けが馴染み、ウキに魚信が表れるようになり
いかにも「巨グレ出現」の雰囲気が満ちた頃・・・・。
残念ながら、納竿となってしまいました。

今回は後ろ髪を引かれるような思いの「幻のオナガ釣行」となりました。